代表者挨拶

（創業２４年を迎えて・・・）
おかげさまで、創業から法人様、法曹界の皆様、個人の方から多くの御用命を賜り、今日を迎える事ができました。調査業には、様々な分野があります。その中でも弊社が取り扱う調査業務は、所謂〝探偵業〟という特殊な分野であります。探偵業というと、これまで様々な問題を抱え、時には事件に絡むような事案も多くございました。２００７年６月に我が国で初めてこの業を取り締まる法律が施行されました。すなわち『探偵業の業務の適性化に関する法律（通称：探偵業法）』です。この法律によって私共業者は、『正当な立場にあるヒト（法人・個人）が、自らの正当な立場を主張し、調査は被害や損害を未然に防ぐために行われる正当な手段』であって、広く社会に貢献するために調査業務を行わなければならない事を自覚しなければならない立場になったわけです。それでも、未だに探偵業界は複雑且つ曖昧で夜逃げ屋工作や別れさせ工作等の公序良俗に反する業務が行われたり、料金の不透明さが目立ちます。
弊社は創業から一貫してこのような〝業務は行わない〟・〝受けない〟・〝無駄な調査は行わない〟・〝不必要な費用はかけない〟そして、〝安易に法律論は語らず専門家（弁護士等）を尊重する〟という姿勢を貫いて参りました。
弊社を支持して下さるお客様が多い理由はそこにあるのかも知れません。しかし、それだけではありません。調査というものが、広く社会に貢献するものであるとすれば、その調査はヒトによって行われるため、そのヒト（調査員や相談員）の人間としての質が最も大切なのではないでしょうか。弊社はひとりひとりの調査員や相談員の教育を徹底し、調査員である前にひとりの立派な人間である事を重要視してきました。言うなれば、『お客様（ご相談者）』の立場になって物事を考え接する事のできる人間たちです。
調査は単なる手段にしか過ぎません。探偵業の特殊な調査手法である〝尾行〟・〝張り込み〟・〝撮影術〟さらには〝情報収集法〟など、これが出来るから立派な調査員とは言えないという事です。
また、常に〝考える力〟を育てる事を大切にしてきました。お客様の抱えている問題を解決するために、調査員らは自ら考え、調査手法を研究して方法論を導き出し、そして実践する事ができる調査員を育てる事も重要でした。この〝考える力〟を育てる事で、様々なお客様のご要望にお応えできる人材が育ち、それこそが弊社を支持して下さるお客様が多い理由である言えるでしょう。
弊社の調査員は単なる探偵屋ではありません。それ故に、個人様に限らず法人様や法曹界の皆様から多大な支持を受け、今日に至る事ができたのです。
これからも、地道に皆様のお役に立てる人材を育て、広く社会に貢献できる会社作りをして参りたい所存です。

株式会社ティービーアイ　創業者　代表取締役　河村真吾